セルフィー展
1983年。まだ「自撮り」という言葉がなかった頃に、日本では既に自撮り棒の元となる技術が特許を取得しました。90年代に入るとプリクラが渋谷に登場。渋谷がギャル文化・デコ文化の聖地であったことも相まって、撮影技術・撮影方法など、自撮り文化にさらなる磨きがかかります。日本で生まれ、渋谷で育った自撮り文化。自撮り文化が進化する渋谷で、これからの自撮りの可能性を見出す実験場。それが「セルフィー展」です。セルフィー展では自撮り文化のこれからを模索する実験的な装置を展示します。訪れた人を迎えるのは、コロナ禍で登場した「検温」を「思い出」にする「Thermo Selfie」や、声出し応援解禁を受けて「声援」を「記念」にする「Yell Selfie」など。社会の移り変わりを受けて生まれた数々の自撮り装置は、どれも実際に体験可能です。自撮り文化が育った地・渋谷にて、未来の自撮りの可能性を探求します。